何で不動産の健康診断がないんだろう
[19.06.01]
空家問題が社会問題化されています
どうして空家が生まれるのか
空家が増え続けているのに、新築の分譲住宅・マンションが建てられています
もう何年も住まなくなった家・近隣に管理不全で迷惑をかけている家が住環境を悪化させています
どうしてスクラップアンドビルドが出来ないんだろう
所有者が老人ホームに入居している
相続人が誰かわからない
道が無いので売れない
【権利関係】所有者は誰? どこにいるのアメリカ?老人ホーム?行方不明?
共有者が反対している・仲が悪い・認知症
意思確認ができない(字が書けない)相続登記されていない
借地権の契約書が無い・地主が認知症
【物件関係】道路に接していない・道路のセットバックが必要・私道の持ち分が無い
都市計画道路予定地 測量図がない
違反建築の建物 市街化調整区域にある土地
埋蔵文化財包蔵地 がけ地条例対象地 東電地役権設定地
農転許可を取得していない土地
数えれば切りがありません
不動産の健康診断を事前にしておけば、権利関係が複雑になる前に整理整頓しておく
ことができます。煩わしさや嫌な思いもせず、時間も費用もかけなくて済みます。
軽症か重症かはたまた手遅れか、せっかくの財産、子供に残してくれてありがとうと
言われたいものです。
空家問題の裏側には、人間ドラマが潜んでいます。
不動産コンサルティングマスター 増田敏政
- <<前へ |
- 増木コンサルマガジンのトップへ
- | 次へ>>