増木コンサルマガジン

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エンディングノートを書いたことがありますか?

こんにちは。

 

突然ですが、皆さまは「エンディングノート」を書いたことがありますでしょうか。

うわぁ重い話だなぁ…と思われた方もいるかもしれません。というのも、エンディングノートという名称自体が、ダイレクトに「エンディング=亡くなること」を連想させてくるので、その存在にネガティブな印象をもつ方は少なくありません。

 

しかし、市販で売られているエンディングノートを開いて見てみると、自分の情報や連絡先などをまとめるための“備忘録ノート”に近いものが多かったりします。分厚い冊子タイプであれば、詳細な家系図などもしっかりと示せるものも。今回は、そんな「エンディングノートのススメ」です。

 

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もし、ご自身がエンディングノートを書くとして、その中に「最後にこれだけは伝えておきたいこと」という欄があったとしたら、どんなことを書きたいと思いますか?
 
契約の情報、私になにかあったら〇〇さんにも連絡してほしいなぁ、ペットのかかりつけ医のこと…それだけでなく、忘れられない思い出や人生観、家族に贈りたい言葉、秘伝のレシピなどの内容を残す方もいるかもしれません。エンディングノートを書くことは、自分の人生に向き合うための具体的な作業でもあったりします。
 

誰しもが、ゴールを見つめることで「今なにをするべきか?」を考えたことがあると思います。一生に一度の晴れ舞台に向けてダイエットをしたり、明後日の大事な試合に向けてプロテインを飲んで筋トレをしたり、来年の試験に向けて勉強の計画を立てるなどと、状況や重みの違いこそあれど、多くの人々は常に何かしらのゴールがあって、そこに向かって行動をしているのではないかと思います。

 

それと同様に、自分の人生(エンディング)を見つめることで、今とるべき行動が見えてくる場合もあります。

 

私どもが過去に相続のご相談を受けた中には「今までのことを思い返したときに、親の相続で苦労したことをふと思い出して、子供に同じ思いをさせたくないと感じたんです。」という気付きから「遺言書を作っておこう」という行動を選択した方もいらっしゃいました。

実は、そのような打ち合わせを進めるなかで「この不動産の登記には問題がありますね」という思わぬ発見に繋がったり、財産管理の方法を含めた提案に至る場面は少なくありません。そんな時、何を選ぶかを決めなくてはなりませんが、不動産や相続のことにおいては、早めに行動を起こすことがその選択肢を広げてくれます。

 

そんなストーリーのきっかけとなるものとしても、エンディングノートは意味のあるものだと思っています。

 

ちなみに、遺言書とは別物なので、エンディングノート自体に法的効力はありません。とはいえ、法的効力がないからこそ気軽に書ける点がエンディングノートの良いところでもあります。

こっそり書いてもいいですし、身近な人に相談しながら書くこともおすすめします。本屋さんにも置いてありますし、簡易なものであれば私でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお声がけください。

 

 

つかだ

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